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平成20年度事業報告

平成20年度事業報告

1.社会参加促進に関する事業
 5月17日より6月28日までの5日間、仙台市福祉プラザにおいて仙台市要約筆記奉仕員養成講座応用課程を開講し、手書き5名、パソコン2名が修了証書を手にし、仙台市登録奉仕員として登録した。
 また、宮城県要約筆記奉仕員養成講座は本年度は開講せず、「要約筆記者」養成の動きがでていることから、現任要約筆記奉仕員に対するレベルアップを目的に11月23・24日の2日間延べ12時間、東京都登録要約筆記の会より講師を招いて補講研修会を開催した。手書き36名、パソコン13名、計49名が受講した。3月1日には補講研修を全日程受講した方を対象に要約筆記確認テストを行なった。宮城県においてははじめての試みで25名の受験者があった。

2.コミュニケーション訓練に関する事業
 宮城県と仙台市からの地域生活支援事業、中途障害者訓練事業として委託を受けて年間12回、手話・読話教室を開催。常時25名前後の参加をみている。県政だよりや仙台市政だよりに教室開催の案内が掲載されたため、初めての参加者が毎回2~4名であった。
 また、青年部でもコミュニケーション勉強会を開催し、コミュニケーション手段の習得をめざして手話学習を行なった。この学習の場は会員同士の交流の場でもあり、心身のケアに役立っている。

3.相談・支援事業
1)10月に仙台市福祉プラザにおいて東北労災病院耳鼻咽喉科部長大山健二先生をお迎えし、生活支援講座「補聴器をもっと知ろう」を開催し、聴覚障害の高度医療の実状と情報の提供を行ない、県内各地より46名の参加があった。
2)仙台市身体障害者福祉協会と共催で障害者健康指導教室を開催。2月1日に福祉プラザにおいて「聴覚に障害がある方のためのメタボ体操」を行なった。あいにくの天気で参加が少なかった。

4.広報事業
 会報「みみっと」を隔月で年6回発行することができた。本年は宮城県共同募金会の配分金を得ることができたが、規則により配分金の入金は21年度の会計に入る。
 また、IT社会を反映し、当会でもパソコンや携帯電話を利用して情報発信・受信ができるよう“協会メーリングリスト”を開設しており、現在46名が参加している。参加ご希望の方は事務局までご一報願います。
さらに、2年半ぶりに5ヶ月の準備期間を費やし、ホームページをリニューアルした。
協会のホームページhttp://www.normanet.ne.jp/~miyanan/

5.社会の理解促進のための啓発事業
1)仙台市福祉まつり「ウェルフェア2008」にバザーで参加。耳マークグッズを紹介した他、
会員の手作り品を販売。収益の一部を情報提供施設設置に向けたカンパに協力いただいた。
2)イオン利府店において「黄色いレシートキャンペーン」に会員4名、理事2名の協力を得て、
ボックスをもち協力を呼びかけた。その際「なるほど難聴」のリーフレットを手渡し啓発活動を兼ねた。
6.行政・他団体との連絡調整事業
1) バリアフリーみやぎ推進ネットへの参加。
2)宮城県聴覚障害者関係団体連絡協議会は隔月1回開催で関係団体が集まり、情報交換などを行なっている。聴覚障害者情報提供施設設置の動きは具現化されていない。
3)全難聴東北ブロック大会は秋田県田沢湖町で開催された。当会より9名参加。

7.親睦・交流事業
1)毎月1回第一金曜日に例会を行ない、会員同士の交流を深めた。毎回、要約筆記ボランティアの協力のもとに手話学習を中心に行なっているが、「室内お花見」や「七夕」「作って食べよう会」も行い、親睦を図った。
2)県要約筆記サークル連合会との交流を深めるため、一泊新年会を企画した。

8.育成事業
 青年部活動を月1回行なった。コミュニケーション勉強会や交流の場を持ち、青年層の諸問題解決のための意見交換や仲間意識を深める場となった。
 また、宮城県聴覚障害学生の会との交流を行なった。



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